大阪府の吉村洋文知事は14日、新型コロナウイルスの感染拡大を受けた緊急事態宣言について、「感染状況に減少傾向が見られる」として、同日時点では政府への要請を見送る考えを明らかにした。20日が期限のまん延防止等重点措置については、延長が「当然」との認識を示した。
吉村知事は14日、府庁で記者団に対し、13日までの1週間の新規感染者数が前の1週間の0・92倍になっているとの数値を示し、府内の感染状況が「ピークに達して、少し下がっている可能性がある」と指摘した。
10日には記者団に「重点措置の延長か、緊急事態宣言の要請か、14日中には判断する必要がある」と述べていたが、「感染が増え続ける前提で話したが、直近の分析ではどうも減少ということ」「緊急事態宣言を要請するかどうかは、もう少し感染状況を見極めて判断したい」と説明した。
吉村知事はこれまで、重症病…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル